Bebop2こんにゃく現象対策(簡易プロペラバランサー作成)

Bebop2で空撮をしていると、たまに撮影した動画が波打ったように歪む「こんにゃく現象」が発生することがあります。
海外では、「jello effect」なんて呼ばれていたりもします。
せっかくうまく撮影できたと思っても、後で動画を確認したら波打ったように歪んでいたりすると、結構がっかりしますよね。
【原因】
「こんにゃく現象」が発生する原因としては、機体の振動が考えられます。
具体的には以下の要因が考えられます。
・モーターの軸が歪んでいる。
・プロペラのバランスが取れていない。
プロペラは高速で回転していますので、少しの歪みやバランスの崩れが、機体の振動につながります。
機体の振動を取り除ければ、「こんにゃく現象」は発生しなくなるはずです。
【対策】
「こんにゃく現象」の原因のひとつである「モーター軸の歪み」は、墜落などモーターに大きな力が加わらなければ、あまり起きるものではありません。
この対策としては、モーターを交換するしかありません。
一方、プロペラのバランスは、新品であっても多かれ少なかれ、ズレはあるようです。
そのため、今回は、プロペラのバランス取りを行ってみることにしました。

 

通常は、プロペラのバランスを取る為に、プロペラバランサーという専用の道具を使用します。
しかし、Bebop2のプロペラは、取り付け部分が特殊な形状をしているため、一般のプロペラバランサーは使用できません。
そのため、予備として購入しておいたモーターを使って(分解して)、簡易的なプロペラバランサーを作成してみました。
実は、予備のモーターを潰したくなかったので、プラスチックパイプとベアリングでも作成してみたのですが、動きが渋くて使い物になりませんでした。
【作成方法】
Bebop2のモーターを分解してプロペラバランサーを作成するので、交換用の部品として売られているモーターキットを別途購入します。
モーターキットは、amazonなどで購入できます。
以下に、モーターを使ったプロペラバランサーの作成方法を簡単に書きます。

 

①モーターハウジングを外す
 モーターハウジング(プロペラを装着する部品)を、モーターコイル部分から外します。
 モーターハウジングは、Eリングで止まっていますので、これを外してから、引き抜きます。

 

②モーターの軸受け部分とコイル部分を分離
 次にモーターの軸受け部分とコイル部分をペンチを使って分離します。
 圧入されているだけですので、力を入れてペンチでねじれば外れます。

 

③モーターの軸受け部分にモーターハウジングを取付
 ②で分離したモーターの軸受け部分にモーターハウジングを戻し、外れないように、Eリングをはめます。

 

これで、簡易プロペラバランサーの完成です!
作り方は、動画にもまとめてみましたので、こちらもチェックしてみてください。

 


【結果】
作成したプロペラバランサーでプロペラのバランスを取って、テスト飛行をしてみました。
結果、こんにゃく現象は、ほぼ発生しなくなりました。
私の場合、上昇時などに「こんにゃく現象」が発生することが多かったのですが、バランス取り後は、ほとんど発生しなくなりました。
こんにゃく現象が出て困っている方は、一度プロペラのバランス取りをされることをおすすめします。

 

以上、「こんにゃく現象対策」についてでした。

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